2016/10/21

子どもの能力を引き出すほめ方1

心理学の世界では、
 
人間はたった一つの動機で、
 
行動を決めています。
 
 「えっ、そんなバカな!」 
 
 「動機は人それぞれでしょ?」...
 
と言う声が聞こえてきそうです。
 
いえいえ。本当にそうなんです。  
 
たった一つの動機です。
 
それを知ってしまえば、
 
子どもとのコミュニケーションは、とても楽になりますよ。  
 
その動機は、 「痛みから逃げて、快楽を求める!」 ということです。
 
どうです?
 
当たり前のことと言えば当たり前のことですね。
 
学校の先生も、
 
政治家も、
 
スポーツ選手も、
 
となりのお母さんも、
 
全員が 「痛みから逃げて、快楽を求める」 ために、行動をしています。  
 
お母さんからいつも「勉強しなさい!」
 
と言われて嫌な思いをすれば、
 
子どもは勉強が嫌いになります。
 
勉強が「痛み」になって、
 
ますます勉強できなくなります。
 
反対に、工夫して勉強を楽しみ、
 
成績も良い子どもは、勉強がとても好きになります。
 
勉強が「快楽」になっているのです。
 
これはシンプルですが、知っておくと使い勝手がとても良い知恵です。
 
 「痛みから逃げて、快楽を求める」  
 
これは本当に重要な知恵ですので、
 
『痛みと快楽の原理』として、良く覚えておいてください。  
 
大人は痛みを我慢して行動することもできます。
 
でも、子どもにはそれはできません。
 
「痛みと快楽」の原理に、行動が直結しているからです。
 
ご自分の子どもの行動をいろいろ思い出してみてください。
 
ほとんどは「痛みと快楽の原理」で説明できることがお分かりになるでしょう。  
 
ですから、子どもが少しでも頑張ったのを見逃さず、
 
心からほめてあげることが必要です。
 
あなたとの関係に「快楽」を結び付けるのです。
 
小さなことであっても、子どもの良い点を見逃さないで、ほめてあげてください。  
 
歴史上の偉人や、現代の成功者と言われる方たちは、
 
子どもの頃に肉親(もしくは血は繋がっていなくても、
 
心から自分のことを思ってくれていた人物)から受けた言葉の影響を、
 
ご自身の成功の理由に挙げられる方がとても多いです。
 
最近では、ソフトバンクの孫正義社長の話が知られています。
 
孫さんは幼い頃からお爺さんの膝の上で、
 
「お前は天才だ」と言われて育ったとおっしゃっています。
 
そして、自分を本当に天才だと信じて疑わなかつたそうです。  
 
明治維新の時代には、坂本竜馬と姉の乙女の話が有名です。
 
いじめられっ子だつた竜馬の中にある素晴らしさを竜馬に伝え、
 
「お前はできる」と言い続けたのは姉の乙女でした。
 
後に竜馬は回想して、
 
乙女が自分の人格や精神に与えた影響力の大きさを語っています。
 
ぜひ子どもの本来の素晴らしさを認めて、どんどんほめてあげてくださいね。  
 
ところで、ほめ方にもコツがあることが分かっています。
 
子どものタイプは3つあり、
 
ご自分の子どものタイプに合ったほめ方をすると、とても効果を発揮します。
 
「感覚重視」「人間関係重視」「事実重視」の3つのタイプです。  
 
「感覚重視タイプ」の子は、物事を直感で判断し、表現力がとても豊かです。
 
親や友達から一目置かれたいという願望が強く、
 
拡大志向を持ち、輝く成功を目指します。
 
合理的思考も持っています。
 
やや調子にムラがあるという特徴もあります。
 
「人間関係重視タイプ」の子は、
 
皆と仲良くしたい、人とケンカや競争をしたくないという願望が強いです。
 
信頼できる人間関係を一番大事にする子で、
 
一人でも頑張れますが、
 
人と協力することで更にその子の良さが活かせます。
 
周囲に気を配ることのできる優しさを持っています。
 
人に説明するときは、相手に理解できるよう、
 
または自分が誤解されないように、話が長くなりやすいです。
 
「なんで?」「どうして?」という言葉が多いです。
 
それは、一から十まで全て知りたいと思う傾向があるためです。
 
そのためやや無駄が多いのも特徴です。
 
「事実重視タイプ」の子は、夢を具体的に実現したいという願望を持ちます。
 
常に自分のペースを守り、
 
自分の好きなことができる世界を構築したいと考えます。
 
表現力は3タイプの中で一番控えめです。
 
優しさを表現する際は、さりげない気遣いという形で表します。
 
自分がそうなので、人の笑顔やお世辞に疑念を持ってしまったりします。  
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ別
無料体験学習
  
    
相談
 
高校入試相談
 
 
  【代表 加藤寛】
大津市石山で小4生から大学受験生を対象とした個別指導、自立学習指導の個別進学セミナー、年中から小学生までのそろばん塾ピコを運営しています。
 
学生時代より生徒指導を始めて37年。その間指導した生徒は延べ20000人以上。
 
学習指導にとどまらず、カウンセリングやコーチングの技術を用いて、子どもたちのメンタル面を引き上げる指導も行っています。
 
お子さまの成績がいまひとつ伸びない、もっと伸ばしてあげたいとお考えでしたら、ひとりで悩まずご相談ください。今の状況を変えるきっかけとなるかもしれません。
 
代表 加藤がメディアに取り上げられました】
塾長加藤取材
 
 スマートフォンホームページはこちらのQRコードから
 
英駿個別進学セミナーの
インスタ
 
そろばん塾ピコのインスタ
 
英駿フェイスブック
 
友だち追加