日本メンタルアップ支援機構 代表理事 大野萌子さんのお話から。
②「ダメ」
第4段階の「承認欲求」は、帰属欲求があってこその欲求です。
家庭という場所への帰属意識が高まると、
家族に自分の存在を認めてほしいという気持ちが芽生えます。
この承認欲求が叶えられないと内的な心が満たされません。
すると家庭内での行動に支障をきたすようになります。
この承認欲求を満たすかかわり方が、
「褒める」「認める」「感謝する」「労う」です。できたことを褒める、やったことを認めるということと
共に、手伝ってもらって「助かった」という感謝や、「よくやったね」と、頑張ったことへの労いも重要なかかわり方です。
ですから、頭ごなしの「ダメ」はもってのほかです。
よほど危険なことをしているときは必要かもしれませんが、
できなかったことに対する「ダメだね」「なぜ○○できないのか」などという否定は、
承認の反対にあたり避けなければなりません。
「ダメ出し」して責めるのではなく、
「どうしたらできるようになるのか」を一緒に考えてあげてください。