2018/2/7
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どうなる?2018年度からの小学校英語 |
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新学習指導要領の全面実施は2020年度からですが、小学校英語教科化は、実質2018年度からスタートします。
小学校でも本格的な英語教育がスタートするわけです。
どう対応していくか、問題点と対策を解説します。
移行措置・先行実施により小学校英語は来年度から始まる 来年度からの2年間は新指導要領を見据えた移行期間となります。
とくに小学校英語は「移行措置」か「先行実施」のいずれかを選び、2020年度になる前から実質的なスタートを切ることになっています。
「移行措置」は、現状の「外国語活動」の時間に、それぞれ15時間の授業時間を加えて行われます。
なお、3,4年生でも「外国語活動」の授業が始まります。
「先行実施」とは、2020年度からと同じ字授業時間・学習内容で授業を行うもので、文字通り新指導要領を先行して実施することです。
自治体や学校の方針によって「移行措置」か「先行実施」のどちらかを選ぶことになりますが、いずれにしても、小学校英語が来年度からスタートするのは間違いない事実です。
小学校英語は中学校英語とは全く違う新たな教科になる
小学校英語は、3・4年生の「外国語活動」で年間35コマ、5・6年生の「外国語」で年間70コマの授業が行われます。
3・4年生では、英語の4つの技能(聞く・話す・読む・書く)のうち、「聞く」「話す」力を伸ばす指導が行われます。
授業では、英語に慣れることを目標に、英語の音声やリズムに慣れ親しんだり、言葉のおもしろさや豊かさに気づく学習をします。
5・6年生では、4つの技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく学んでいきます。
授業では、音と文字のつながりを意識した指導が行われ、第三者のことについて英語で伝えたり、過去の出来事を英語で言い表したりするための表現も学びます。
このように、小学校英語は、新指導要領に沿った新しい形で展開します。
そのため、単に中学英語を前倒しするのでは対応できません。
さらに先行実施か移行措置かの違いはあっても、来年度から実質的に小学校英語がスタートするので、2020年度になって対応を考えるのでは明らかに遅すぎるでしょう。
対応が不十分な小学校に対して不安が高まる可能性大
英語教育の開始まで待ったなしの小学校ですが、実際の準備はどれくらい進んでいるのでしょうか。
小学校教員の英語の習熟度について調べてみると…
【自身の英語力について】 ●自信がある…2.9% ●どちらかといえば自信がある…33.5% ●どちらかと言えば自信がない…35.9% ●まったく自信がない…27.7% (2017年松香フォニックス調べ) 【小学校教師の英検準1級以上の取得率】 1.0%(海外留学経験率は5.4%) (2015年文科省調べ)
来年度から授業が実質スタートするにもかかわらず、指導に対する準備は決して十分とはいえない状況だとわかります。
指導内容や教材については、文科省が準備したものが準備されていますが、指導する立場である教員の英語力は、中学・高校の英語専科の教員を比較すると低い状態です。
「英語に自信がない」と感じる小学校教員も6割以上にのぼっています。
文科省では、英語指導のための研修や人材育成をすすめていますが、まだまだ追いつかないのが現状です。
来年度からの小学校英語をしっかりやっておかないと、中学校で学力差がついてしまうことが想定されます。 現在の小4(新小5)が中2になるとき、中学の新指導要領が全面実施されます。
この指導要領の内容は、小学生で600-700語に触れ、基本的な表現を習熟してきたことを前提しています。
しかし、来年度・再来年度の2年間は、自治体・学校ごとに小学校英語の扱いに差が出てしまうため、すべての子供がその前提となる学習ができるかは保障されていません。
このような現状から、自治体、学校の方針に関わらず、小学校英語を取り組んでいくことが大拙だと考えます。
小学生に意欲的に英語に取り組んでもらうにはどのようにしたらいいでしょう?
やる気アップには、目標を持たせることが効果的です。
英検などの検定試験を受検し、合格という達成感を持たせることで英語への学習意欲が高まります。
大学入試では2020年度からセンター試験にかわって「大学入学共通テスト」が始まります。
その際英語では、民間の検定試験を利用することが検討されています。
英駿個別進学セミナーの小学校英語指導は英検対策に特化しています。
小学校の間に4級まで取得しておくと、中学入学段階で一定の力がついているため、英語学習で躓くことはほぼありません。
英語という科目は一定の力がついてしまえばその後、成績が上下するといったことはまずなく、点数の読める科目、得点源になる科目になります。
その後、3級、準2級、2級と取得していけば英語力は盤石なものになると思います。
努力が結果となって見えやすく、モチベーション維持にもつながる英検取得を目標にしてはいかがでしょうか。
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