2017/11/20

子どもを褒めない親は「見る目」がなさすぎる2

※こちらとあわせてお読みください。 子どもを褒めない親は「見る目」がなさすぎる2

 短所だけ見つけ出してしかってもうまくいかない  

子どもの性格や行動についても同じです。

たとえば、次のような子がいたとします。  
 
だらしがなくて、やるべきことをやらない。
 
やりたいことだけやって、嫌なことは後回し。何度注意しても直らない。
 
勉強は全滅で、運動も音楽も図工も体育も苦手。  
 
このような子どもの短所ばかりに注目して、しかって直そうとしてもまずうまくいきません。
 
短所にはあえて目をつむり、褒められる部分を見つけ出して褒めることが大切です。  
 
どんな子でも、褒められる部分は必ずあります。
 
その子のすべてが丸ごと全部ダメなどということは、絶対にありません。  
 
たとえば次のような部分があるかもしれません。
 
いつも元気でエネルギーにあふれている。
 
にこにこしていて笑顔がすばらしい。
 
人を笑わせるのがうまい。
 
面白い遊びを思いつく。
 
人と違う発想ができる。
 
きなことには時間を忘れて没頭できる。
 
周りに影響されることなく自分のペースで行動できる。
 
口笛がうまい。
 
手先が器用、などなど。  
 
このような部分を見つけ出して褒めてあげられる親なら、子どもは伸びます。
 
でも、実際は、褒められる部分には目をつむって、短所だけ見つけ出してしかっている親がほとんどです。  
 
ところで、あるとき私はこういう光景を見ました。  
 
ある母子が新幹線の駅ビルの書店の前を通りかかったとき、子どもが「本、見たーい。買いたーい」とごねはじめました。
 
普通なら
 
「いま急いでるでしょ。わがまま言わない!」
 
となるのですが、そのお母さんは、まず
 
「あなたは本好きだもんね」
 
と子どもを褒めました。
 
そして、歩きながら
 
「本好きだから、本をたくさん読んで、言葉もたくさん覚えたもんね」
 
と褒め続けました。
 
その後で、
 
「でも、いまは無理だからごめんね、この次にしようね」
 
と言うと、子どもはごねるのをやめて、ニコニコしながら付いていきました。
 
私は実にすばらしいお母さんだと感じ入りました。  
 
この「まず褒める。部分を褒める」方法は、子どもだけでなく、あらゆる相手・状況において効果的です。

以前、何かの雑誌で読んだのですが、優秀なデパートの店員は、近くを歩いているお客さんに向かって、

「そのバッグ、すてきですね」
 
などと話しかけるそうです。
 
自分のバッグが褒められた客は、店員に対してよい感情を持ち、心がオープンになります。
 
そして、よい雰囲気で会話を続けるうちに、だんだん自分の売りたい商品にいざなっていくそうです。  
 
確かに、見ず知らずの客に、いきなり
 
うちの商品はいいですよ。安いですよ」
 
などと話しかけても売れるはずがありません。  
 
まずは、その客の褒められる部分を見つけ出して褒めることで、望ましい展開が可能になるのです。  
 
夫婦の間でも同じです。夕食を目の前にして、夫が
 
「今日の夕食はギョーザしかないのか」
 
などと言えば、奥さんは強く反発するでしょう。  
 
でも、
 
「いつもありがとう。今日のギョーザも隠し味のオイスターソースが効いていて、おいしいね」
 
などの言葉が先にあって、その後で「
 
野菜サラダもお願い」
 
と言えば、奥さんも素直に受け入れやすくなります。  
 
職場でも同じです。
 
いきなり
 
「なんだこれは! こんな企画書では具体的な進め方がまったくわからないじゃないか」
 
と言ってしまう上司では、部下のやる気を引き出すことはできません。  
 
そうではなく、
 
「いいアイデアだね。これは思いつかなかったよ。あとは関連部署と具体的な進め方を詰めるだけだな」
 
というように、まずは褒めてから言いたいことを言うようにすることが大切です。
 
「よい部分を見つけ出すぞ」という意識
 
「この人は何の取り柄もない」と思う相手がいるかもしれません。  
 
でも、それはあなたの見る目がないだけなのです。
 
つねに部分に注目して、少しでもよい部分を見つけたら、そこを心の拡大鏡でよく見てください。
 
そして、褒めてあげてください。
 
「よい部分を見つけ出すぞ」という意識さえあれば、必ず見つけられます。
 
そして、だんだんそれが自然にできるようになります。
 
すると、どんな人についても、さらには、どんな物事についても、よいところに目がいくようになります。人や物事の見方自体がプラス思考になってくるのです。
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  【代表 加藤寛】
大津市石山で小3生から大学受験生を対象とした個別指導、自立学習指導の個別進学セミナー、年中から小学生までのそろばん塾ピコを運営しています。
 
学生時代より生徒指導を始めて30年。その間指導した生徒は延べ20000人以上。
 
学習指導にとどまらず、カウンセリングやコーチングの技術を用いて、子どもたちのメンタル面を引き上げる指導も行っています。
 
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代表 加藤がメディアに取り上げられました】
塾長加藤取材