ごくたまにですけど、
子どもたちから「こんな勉強、将来どこで役に立つの?」とか
「こんなの勉強して意味があるの?」ということを聞かれることがあります。
子どもたちが、勉強に行き詰った時によく出る言葉のようです。
つまり、目の前の壁を乗り越えられそうにないという気持ちになった時に、
それから逃れたいという気持ちになるんでしょうね。
本当はその壁を乗り越えたいという気持ちはあるんでしょうけど。
弱気になるんでしょうね。
でもそうした困難、気持ちの面での困難を乗り越えていく力、
これは勉強を通じて養うことができます。
そして、「努力する力」。
「努力する力」は将来いろいろな場面で必要となる力です。
これも勉強を通じて養えるでしょうね。
知識の習得以外に、勉強を通じていろいろな力が身につけられると思います。
さらにもうひとつ。
これがいちばん大切なのではないかと私は考えています。
子どもたちにいちばん伝えたいことです。
ひとりの力なんてたかが知れてます。
99%は人の力。
まわりにいてくれる人たちの力。
勉強だって同じ。自分ひとりの力で成績が上がったなんて考えちゃいけません。
あなたを取りまく人があなたを支えてくれたから、成績が上がるんです。
今やっている勉強が将来なんの役に立つんだろう?
そんな疑問があるあなた。
正直、そんなの分かりません。
役に立つかもしれないし、役に立たないかもしれない。
そんなこと考えても仕方がありません。
でも、役に立つか、立たないかという損得勘定抜きして、絶対言えることがあります。
それは、勉強して、成績が上がると、喜んでくれる人がいるということ。
人間って喜んでもらえる人になることが一番大事なんです。
どんな仕事でも人に喜んでもらうためにするです。
だから今、あなたが勉強するのはあなたのいちばん身近な人に喜んでもらえるためにするんです。
人間として生まれてきたわけ。それは、
「喜んでもらえる人になること」
この軸がぶれなけば、あなたは勉強ができる人になります。