2016/10/7
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この世に無駄なものなんてない! |
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「お金の無駄」、「時間の無駄」、「生活の無駄」、「勉強の無駄」、「仕事の無駄」など、 現代を生きる私たちはとかく無駄を嫌い、効率のよい日常を求めて、生活を送っています。 確かに世の中がこれほどまでに発達したのも効率を優先してきたからでしょう。 最新の設備や電化製品などを生活に取り入れて、 時間の節約は大幅に可能になりましたが、 果たしてその節約された時間を利用して、 私達の生活は以前に比べ、本当に豊かになったといえるでしょうか。 時間は節約されたとはいえ、 やはり日常生活には無駄だと思われることは多く存在します。 無駄だと思われることでも、 時にはじっくり付き合っていかなくてはならないときもあります。 子供たちを見ていて 「そんな無駄なことに時間をかけてないで、もっとテキパキやったらいいのに」 と感じることは少なからずあるでしょう。 「もっとこうしたら素早くできるのに」 と思わず口や手が出てしまうことがあると思います。 しかしそこはぐっとこらえて、子供の視点に立ってみてください。 大人にしてみたら無駄な時間でも、 子どもたちにしてみたらそれは決して無駄な時間ではありません。 小さな身体で一生懸命フル回転しているのです。 何かをつかみとるかもしれない貴重な時間に、 大人が進入してきては、それこそ本当に子どもたちの時間を無駄にしたことになります。 この世に無駄な時間というのは存在しません。 一見無駄だと思われることでも、 後々それはどういう形でプラスに働くかわかりません。 「時間を無駄にしていけない」ではなく、 「時間に無駄はない」という風に時間の捉え方を変えてみましょう。 そうすれば、心に余裕が生まれ、余裕を持った子育てができるでしょう。 |
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