子どもにレッテルをはらない


2016/9/30

子どもにレッテルをはらない

男の子らしく、

女の子らしく、

落ち着きがない、

おとなしい、

飽きっぽい、

照れ屋。

私たち大人は、子供たちに対して、

無意識にこうした言葉を使っています。

活動的に動き回っている日があるかと思えば、

一日中ボーっと過ごしているときもある。

積み木をして遊んでいたかと思えば、

急に絵を書き出したりする。

そうした多様性を見て、

「飽きっぽい」、

「落ち着きがない」

と子どもたちにレッテルを貼ってしまう。

しかし、このような多様性は、創造性というものを評価するとき、

「あらゆることを経験する」という意味で、とても重要なことです。

ほとんどの親は、自分の行動のしやすさや、

価値観で子供たちにレッテルを貼っています。

子供たちが変わろうと努力しても、

レッテルはついたまま。

ましてや周りの大人に同じレッテルを貼られたら、

子供たちは逃げ場を失い、

自らそのレッテルを認めてしまい、

創造の芽は枯れてしまいます。

いったん認めてしまえば、

そのレッテル通りに子供たちは、

日々の生活を送ることになります。

創造的であるためには、新しい経験を苦痛でなく、

楽しいことだという気持ちを持つことが大切です。

自分の能力の最大限に使って考えたことを、

親の強制や規制で無にしてしまうことがあってはなりません。

子どもの創造性を伸ばすのは、親の仕事、親しかいません。

大勢に順応し、

適応していくことを人生の目標にするのではなく、

新しい方法を考えたり、

工夫したりすることは素晴らしいことだと教えていく。

そのためにも、親のエゴで、

子どもたちの行動に規制を加えることがないようにしたいものです。




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