親の役割 ヘルプとサポートの違い


2017/2/3

親の役割 ヘルプとサポートの違い

親の役割として重要なヘルプとサポートの違いについて。

菅原裕子著【子どもの心のコーチング】(リヨン社)より。

親の役割は、子どもを思いのままに動かすことですか?

世の中にはなんと指示出し魔の親が多いことか。

人間関係など社会でのいろいろなスキルを身につけるには、体験しかない。

子どもが自分で考えたり行動したりするところを、

親がかわってやってしまったら、子どもは自ら体験するチャンスを失うのです。

子どもの成長に従って、親は保護者から、「見守る親」になる。

ヘルプはできない人のために、

その人に代わってやってあげることで、保護者がすることです。

サポートは人をできる存在ととらえて、

そばで見守り、

よりよくなるために必要な時は手を貸すことで、サポートこそが親の仕事なのです。 

子どもの話を聴くことはサポートの基本です。

親の「ヘルプ」が子どもをだめにします。

問題解決の経験が充分にないと、子どもが大きくなった時に問題がでてくるのです。

問題を自分で解決する体験の少ない子どもにとって、

この世は何とも生きにくい世界となるでしょう。

飢えている人がいたら、魚を釣ってあげますか?それとも魚の釣り方を教えますか?

魚を釣ってあげるのがヘルプで、魚の釣り方を教えるのがサポート。

ヘルプは親の自己満足で、子どもの人生を横取りする行為です。

親は子供をサポートし、才能を花開かせるコーチになりましょう。

しつけとは、親の言うことを聞かせることでも、

親の思ういい子にすることでもありません。

人と一緒に幸せに生きていくためのあり方を教えることです。

子どもの幸せの第一歩は、親自身が幸せな人生を生きること。

そして、親自身の幸せは自分自身でつくるものです。

パラサイト・ペアレント(子どもに寄生する親)にならないために次の事をしてみましょう。

・自分の望むライフスタイルを思い描く。

・望むライフスタイルを実現するために、子どもが自立できるようサポートする。

・子どもの手が離れたらやってみたいことをリストアップする。

・語り合える友達を持つ。                 




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