成績を上げるメカニズム


2019/2/15

成績を上げるメカニズム

これは灘中高の英語教師木村達哉さんが講演会でお話しされていたものです。では、どうぞ!

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僕は英語教師です。

灘校は中高一貫校なので、生徒たちは中学入学から高校卒業まで僕1人からしか英語を教わりません。

卒業時に生徒が「英語が苦手」と言えば、それは100%僕の責任なのです。

さて、授業を受けたぐらいで英語ができるようになれば苦労はしません。

授業受けた後、ひたすら繰り返すのです。

ピアノや三線だって、教えてもらったことを家に帰ってひたすら繰り返すから、ある日いきなり弾けるようになったり、弾けなかったフレーズが弾けるようになるのです。

つまり、成績を伸ばすのは授業時間ではないのです。

授業は「納得の時間」です。

生徒に「なるほど、こうすればできるようになるのか」と納得してもらうことが大事なのです。 

教員は生徒が家に帰ってから勉強したくなる仕組みをちゃんと用意しなければなりません。

それが宿題だったり、次の日の確認テストの勉強だったりするのです。

宿題を出さなければおそらく生徒は家で勉強しないのです。

僕は50分の授業の復習を家で1時間も2時間も掛けてやれとは言っていません。

15~20分でいいのです。

人間の脳はどんどん忘れていきます。

毎日の復習をせずに、定期テスト前にまとめて勉強しても成績は上がりません。

僕は50分の授業の中に10~15分の自習を毎日必ず入れています。

まずは自習の仕方を教えてあげないと、自習なんてできるわけがないのです。

授業を大切にしなさいと昔から言われていますが、授業を大切にするということはどういうことか。

授業を受けた後にちゃんと復習・自習をすることです。

自習の後、私たち教員は適切に試験をしてあげないといけません。

大人だって試験があるから練習するのです。

授業と自習をセットにして、生徒の成績を伸ばしていくということになります。

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「勉強の仕方=自習の仕方」自習ができる子は成績が伸びます!




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