チャンスに強い子の特徴


2017/2/6

チャンスに強い子の特徴

とある勉強会の中で聞いた話をご紹介します。

東京のとある塾長先生の話です。

この方は、

以前野球部の監督をされていたそうです。

練習の最後は、

暗くなってボールが見えなくても出来る練習ということから、

素振りで終えるそうです。

最後は100回の素振りが日課だったらしいのですが、

子どもたちの素振りの様子を見ていて、

ヒットを打ってほしいときに必ずヒットを打ってくれる子と、

そうでない子の区別がつけられたそうです。

何だと思いますか?

チャンスでヒットを打てない子は素振りに工夫のない子、

打ってくれる子は工夫がある子だそうです。

同じ100回の素振りでも、

ただ回数をこなすだけで終わるのと、

例えば内角低めにボールが来たときを想定しての素振り、

外角高めにボールが来たときを想定しての素振りという風に、

いろいろ工夫してやるのとでは、本番での力の発揮の仕方が断然違うそうです。

工夫する子は100回の素振りでは物足りず、

規定の100回を越えても、自分が納得するまで素振りを続けるそうです。

これは勉強でも同じですね。

例えば英語。

音読がとても重要な教科ですが、

100回音読するとなった場合、

ただ100回終えることを目的にするのか、

あるいは100回読むのに、

ゆっくり読んでみたり、

スピードアップして読んでみたり、

意味を切れ目を考えながら読んだり、

時には声色を変えて読んでみたりなど、

自分が楽しくなるよう、

読んでみる工夫をするとその効果はずいぶん違ってくるようです。

工夫して、自分が楽しくなる方法を見つけると、

脳の話と関わってきますが、

脳は「これは楽しいことだ」と勘違いして、納得いくまで続けたくなるようです。




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