国語の勉強というのは才能やセンスではありません。
何となくや感覚に頼っていては一生本当の国語力は身につきません。
国語とは論理的な考え方を訓練する科目であり、その大切さを子どもたちに説いていかなければならないのです。
おそらく、お子さんは学校や塾でこのような小手先のテクニックを学んでいます。
「文中の関係箇所に線をひく」
「選択肢を問題を解く前に見てから本文に読み始める」
「明らかに長い・短い選択肢は消去する 」
「本文の最初の段落を読んだら次は最終段落に飛ぶ」
「指示語の問題が出たら答えはその近くに絶対ある」
「何度も頻繁に出る言葉はキーワード。要約問題に入れれば部分点になる」
では、こういったテクニックを学んで結果的にみんなが国語の成績があがったで しょうか?
もちろん、あがりません。
仮にそんな子がいるとすればそれは極少数です。
一番成績が伸びにくいと言われているのは圧倒的に国語です。
「わからなかったらどんどん先生に質問しなさい」
実はこれが、国語が伸びない最もよい例です。
このケースが当てはまるのは、算数・理科・社会の場合です。
なぜでしょうか?
それは、上の3つの科目は「解き方がハッキリしている」し「間違えるパターンが決まっている」からなのです。
大手塾でも最も教えやすい、扱いやすい科目ですし、生徒も聞きやすいのです。
子どもを勉強において自立させてあげないといけません。
論理エンジン開発者の出口氏はおっしゃっています。一番子どもたちが力がつくのが、自分でものを考えること、自学自習の力だと。